目次
色旗方式をオトロンで実践する家庭用マニュアル
このマニュアルについて
- 重要な基礎知識:色旗方式(白鍵9色+黒鍵5色),比べさせない。
- オトロンの仕様:和音/単音の各モード,白鍵9色+黒鍵5色,転回形,単音の難易度3種,単音分化(ランダム/最高音),自動記録,進捗条件(98%),7日連続で和音解放。
基本方針
- 比べさせない:練習中に「さっきより高い/低い」などの相対説明はしない。
- 色で答える:子どもは色ボタンで回答(色名を元気よく声に出しながら言いましょう!)。
- 誤答時:正解の色がやさしく光って提示。責めずにすぐ次へ。
オトロンの設定(最初に一度)
- 表示モード:色名表示
- トレーニングモード:
- 和音トレーニング(白鍵→黒鍵→転回形まで拡張可)
- 単音トレーニング(全88鍵/3オクターブ版/白鍵のみ版)
- 単音分化(和音後に単音で回答):オン(出題=ランダム or 最高音 を選択できますが、基本は最高音を選びます)
- 出題方式:自動出題(推奨)/必要に応じ手動出題へ切替可 ⇒ピアノを利用の場合は調律が狂っていないか注意
- かんたん設定切り替え:現在の出題セットを保存(運用安定化)
自動記録機能:実施ごとに正答/誤答・和音・傾向まで自動保存。成績サマリーで確認可能。
1日の流れ
- アプリの推奨回数に従い、短いセットで進める(長時間は不要)。
- トレーニングは一日5回推奨
- 誤答:正解色が光る → すぐ次へ(長考にしない)。
- 合格日(アプリの仕様):以下を満たした日は合格として記録
- トレーニング2回以上
- 全和音の推奨回数達成
- 正答率98%以上
- 和音解放(アプリの事実):合格日が7日連続で次の和音が自動解放
家庭方針で厳しめ運用にしても可(100%の正答率を目指す!)
- 上記の通り、アプリの仕様は少し甘くしています。本当は二週間100%の正答率で次の和音に進んでほしいです。
- 従ってお子さんの様子に合わせ、現在取り組んでいる和音の聴き取りが不十分だと感じたら、次の和音を含めないでトレーニングすることも可能です。
- 次の和音に進捗しても自動出題を一時停止→手動出題で既存和音のみを継続し、ミス0を運用基準に。
進め方(色旗方式をオトロンで実現)
① 白鍵の和音→色対応
- 白鍵の和音を出題→対応色をタップ。
- 誤答時は正解色の発光を確認して次へ。
- 比べさせない(「こっちの音が高かったね?」などの相対コメントは控える)。
② 単音分化(和音のあとに単音)
- 単音分化オンで、和音 → 単音の順に回答。
- 出題はランダムまたは最高音で運用。
- 最高音の仕様は、白鍵の和音であれば白鍵の最高音。黒鍵の和音であれば黒鍵を選ぶようにしています。
③ 範囲拡張(黒鍵・転回形)
- 白鍵が安定してきたら、**黒鍵(5色)**を段階的に追加。
- 黒鍵(5色)の色旗で十分ですが、終わったときに単音分化テストして、正答率が低ければ
- 必要に応じて転回形に進めることもできます(実装あり)。
- 追加は少しずつ。既存和音を多めに混ぜる。
④ 単音トレーニング(難易度3種)
- 目的:和音で結んだ色‐音対応を単音へ。
- 初級→標準→上級の順で段階的に。比較説明はしない。
運用のヒント(まとめ)
- 短いセット×複数回:集中が切れる前に終える。
- 手動出題:特定の和音・誤答が出やすい和音を重点的に。
- 成績サマリー:ミスの傾向(和音・音域等)を見て翌日の出題を保存。
- 兄弟がいる場合:1人ずつ。見学/応援役を決める。
よくある質問(仕様で回答)
Q. 途中で間違えたら?
A. オトロンが正解色をやさしく発光して教えます。そのまま次へ。
Q. 最初「赤」の和音だけなので、間違えようもないんですが、これでいいんですか?
A. それで大丈夫です!「ドミソ」の和音と赤色をお子さんは頭の中で結び付けます。そのまま一週間ひたすらそれだけやってください。
Q. 進みが早い/遅いときは?
A. 合格基準(98%)を100%運用に切替える、または手動出題で解放を保留し既存範囲を固める。